专利摘要:
本発明は、親リパーゼにおいて確認された1又は複数の領域において導入された変異により得られるポリペプチドを提供する。驚くべきことに、本発明のポリペプチドは、当該技術分野で既知のリパーゼよりも、短鎖脂肪酸に対する比活性が低く、これにより臭気発生を低減させ且つBRを増加させる。
公开号:JP2011512808A
申请号:JP2010548100
申请日:2009-02-26
公开日:2011-04-28
发明作者:ヘンガー カリセン,トマス;スベンセン,アラン;カルステン;フランツ ノーツェル,ユールゲン;カンプ ハンセン,ペーター;エスケルン ビェルンバト,マス;ビン,イェスパー;ボルシュ,キム;ヤバー,デビー
申请人:ノボザイムス アクティーゼルスカブ;
IPC主号:C12N15-09
专利说明:

[0001] 本発明は、臭気発生に対して向上した洗浄効果を有するリパーゼ変異体、及びその製造方法に関する。それは、具体的には、サーモマイセス・ラヌギノーサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼの変種に関する。]
背景技術

[0002] リパーゼは、例えば、衣服及び他の織物から脂質又は脂肪の染みを除去するための洗浄酵素として、且つパン及び他の焼き製品用のパン生地を作製するための添加剤として有用である。このように、サーモマイセス・ラヌギノーサス(別名、フミコラ・ラヌギノーサ(Humicola lanuginosa、EP258068及びEP305216)由来のリパーゼは、Lipolase(登録商標)(Novozymes A/Sの製品)の商標名で洗浄剤としての用途で販売されている。WO 0060063には、洗浄溶液において特に良好な第一洗浄機能を有するT.ラヌギノーサスリパーゼの変種が記載されている。WO 9704079、WO 9707202及びWO 0032758にも、T.ラヌギノーサスリパーゼの変種が開示されている。]
[0003] いくつかの出願においては、臭気発生性短鎖脂肪酸の形成を最小化することが注目されている。リパーゼを含む洗濯洗剤は、ミルクで汚れた衣服に付いている残存臭気が残る場合があることが知られている(EP 430315)。WO 02062973は、C末端伸長を付加することにより、当該臭気発生が低減したリパーゼ変種を開示する。最近公開されたWO 07087508は、親リパーゼにおいて確認された、1又は複数の領域における変異導入により、当該臭気発生が低減したリパーゼ変種を開示する。WO 07087508は、リパーゼ活性を有するポリペプチドを開示し、これは、明細書に提示される試験条件において、RPが少なくとも0.8、BRが少なくとも1.1であることがさらに開示されている。]
課題を解決するための手段

[0004] 第一の態様によれば、本発明は、リパーゼ活性を有する第一のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、
a)280nmでの吸収(A280)に対するリパーゼ活性(LU)が500LU/A280未満であり、ここでLUの1単位(1LU)は、30℃、pH7で、1分当たり1マイクロモルのブチル酸を放出できる酵素量として定義され、且つポリペプチドの吸収は280nmで測定される;
b)リスク機能臭気(Risk performance odor)(R)が0.5未満であり、ここでRは、ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量と参照ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量の比として計算され、ここで両方の値は、比の計算の前に、非ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量で補正されている;又は
c)損益因子(Benefit Risk factor)(BR)が少なくとも1.8であり、ここで、BRは、リスク機能臭気(R)で除した平均洗浄機能(wash performance)(RPavg)として定義される、
の少なくとも1つを有する。]
[0005] 第二の態様によれば、本発明は、配列番号2に対応する位置で、T231R+N233R+I255A+P256K、及び
a)S58A+V60S+A150G+L227G;又は
b)E210V/G;
の少なくとも1つの位置にアミノ酸変更を含んでなる、リパーゼ活性を有する第二ポリペプチドに関する。]
[0006] さらなる態様によれば、本発明は、リパーゼ活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、前記ポリヌクレオチドを含んでなる核酸構築物、前記核酸構築物を含んでなる組換え発現ベクター、及び前記核酸及び前記組換え発現ベクターを含んでなる形質転換宿主細胞に関する。]
[0007] さらなる態様によれば、本発明は、
a)前記ポリペプチドの作製に適する条件下、前記ポリペプチドを含んでなる核酸構築物又は組換え発現ベクターを含んでなる、前記形質転換宿主細胞を培養するステップ;及び
b)前記ポリペプチドを回収するステップ、
を含んでなる、ポリペプチドの製造方法に関する。]
[0008] さらなる態様によれば、本発明は、ポリペプチドを含んでなる調製物に関する。]
[0009] さらなる態様によれば、本発明は、前記ポリペプチドを使用することにより、脂質加水分解の間の、臭気発生性短鎖脂肪酸の形成を低減する方法に関する。]
図面の簡単な説明

[0010] 図1は、リパーゼのアラインメントを示す。
図1は、リパーゼのアラインメントを示す。
図1は、リパーゼのアラインメントを示す。]
[0011] 脂質及び脂肪の染みを除去するためのリパーゼの使用は、当該技術分野で既知であり、ここでは、例えばブチル酸等の遊離短鎖脂質の放出をもたらすリパーゼの活性は、不快な臭気に関連する。基質トリブチリンの加水分解は、ブチル酸の放出をもたらす。本発明のポリペプチドは、驚くべきことに、LU/A280として測定した場合、中性pHでのトリブチリンに対して、低い比活性を有することがわかった。実施例2及び表3を参照されたい。]
[0012] 利益リスク因子(BR)は、リスク機能臭気(リスク、R)で、相対的な(洗浄)機能(利益、RP)を除することにより計算される。当該洗浄機能は、自動機械ストレスアッセイ(AMSA)により測定でき(実施例3を参照されたい)、臭気発生は、ガスクロマトグラフィで直接測定できる(実施例4及び表3を参照されたい)。低減された臭気が、BRに影響を及ぼし、そしてBRの増加がもたらされてもよい。本発明のポリペプチドは、当該技術分野で既知のリパーゼより、臭気発生が低減し、BRが増加することがわかった(実施例5及び表3を参照されたい)。]
[0013] リパーゼ活性(LU):本明細書で使用される場合、「リパーゼ活性」なる用語は、ジアクリルグリセロール及びカルボキシレートの形成のもと、トリアシルグリセロールの加水分解を触媒する、カルボン酸エステル加水分解酵素活性を意味する。本発明の目的によれば、リパーゼ活性は、以下の方法により決定される:リパーゼのための基質は、乳化剤としてのアラビアゴムを用いて、トリブチリン(トリブチル酸グリセリン)を乳化することにより調製される。30℃、pH7又は9でのトリブチリンの加水分解は、pHスタット滴定実験において行われる。リパーゼ活性の1単位(1LU)は、30℃、pH7で、1分当たり1マイクロモルのブチル酸を放出できる酵素量として定義される。]
[0014] リスク機能臭気(R):本明細書で使用される「リスク機能臭気」なる用語は、ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量と参照ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量の比として計算され、ここで両方の値は、比の計算の前に、非ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量で補正されている。]
[0015] 相対機能(RP):本明細書で使用される「相対機能」なる用語は、参照ポリペプチドの洗浄機能と比較した、当該ポリペプチドの洗浄機能を意味する。本発明の目的によれば、相対機能は、実施例3で記載される方法により決定される。]
[0016] 参照ポリペプチド:本明細書で使用される「参照ポリペプチド」、「参照酵素」又は「参照リパーゼ」なる用語は、置換T231R+N233Rを有する配列番号2の成熟部分を意味する。]
[0017] 利益リスク因子(BR):本明細書で使用される場合「利益リスク因子」なる用語は、臭気発生のリスク(R)と比較した平均相対機能(RPavg)を意味し、以下の式:
BR=RPavg/R
で表される。]
[0018] アミノ酸置換のための命名法
本発明のリパーゼ変種について記載する場合、参照の容易性のために以下の命名法を使用する:
(1又は複数の)本来のアミノ酸:(1又は複数の)位置:(1又は複数の)置換アミノ酸]
[0019] この命名法によれば、例えば、位置195におけるグリシンのグルタミン酸への置換は、G195Eと示される。同じ位置でのグリシンの欠失は、G195*と示され、そして付加的なアミノ酸残基の挿入、例えばリジンならば、G195GKと示される。他のリパーゼとの比較で「欠失」を含む特定のリパーゼの場合、このような位置での挿入は、位置36におけるアスパラギン酸の挿入であれば、*36Dのように示される。]
[0020] 多重変異はプラスにより分けられる。すなわち:R170Y+G195Eは、位置170及び195での、それぞれアルギニン及びグリシンからチロシン及びグルタミン酸への置換を表す変異である。]
[0021] 記載するアラインメント方法を適用する場合、X231は、位置231に対応する親ポリペプチドにおけるアミノ酸を示す。X231Rは、このアミノ酸がRで置換されることを示す。配列番号2について、XはTであり、そしてX231Rは、位置231のTをRで置換することを示す。ある位置(例えば231)でのアミノ酸が、アミノ酸群、例えば、R及びP及びYからなる群から選択される別のアミノ酸により置換されてもよく、これはX231R/P/Yと示されることになる。]
[0022] 全ての場合において、一般に認められるIUPACの1文字又は3文字アミノ酸の略記が使用される。]
[0023] 同一性:本明細書で使用される場合「同一性」なる用語は、2つのアミノ酸配列間又は2つのヌクレオチド配列間の同系性を意味し、「同一性」というパラメータにより記載される。]
[0024] 本発明の目的によれば、2つのアミノ酸配列のアラインメントは、EMBOSSパッケージ(http://emboss.org)第2.8.0版のNeedleプログラムを用いて決定される。このNeedleプログラムは、Needleman,S.B.及びWunsch,C.D.(1970)J.Mol.Biol.48,443−453に記載される国際的なアラインメントアルゴリズムを実施する。使用される置換マトリクスは、BLOSUM62であり、ギャップ・オープニング・ペナルティが10、及びギャップ・エクステンション・ペナルティが0.5である。]
[0025] 本発明のアミノ酸配列(「発明配列」;例えば、配列番号2のアミノ酸1〜269)と、異なるアミノ酸配列(「外来配列」)との間の同一性の度合いは、2つの配列のアラインメントにおける正確な一致の数を、「発明配列」の長さ又は「外来配列」の長さのいずれか短い方で除して計算される。この結果は、同一性の割合で表される。]
[0026] 「発明配列」及び「外来配列」が重複する同じ位置に、同一のアミノ酸残基を有する場合、正確な一致となる。配列の長さは、配列におけるアミノ酸残基の数である(例えば、配列番号2の長さは269である)。]
[0027] 上記手法は、アラインメントのための、同一性及び相同性の計算のために使用されてもよい。本発明において相同性及びアラインメントは、下記の通り計算している。]
[0028] 相同性及びアラインメント
本発明の目的によれば、相同性の度合いを、当該技術分野で既知のコンピュータプログラム、例えば、GCGプログラムパッケージ(Program Manual for the Wisconsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Computer Group,575 Science Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman,S.B. and Wunsch,C.D.,(1970),Journal of Molecular Biology,48,443−45)から提供されるGAP等を用い、ポリペプチド配列比較のための以下の設定:GAPクリエーション・ペナルティ3.0及びGAPエクステンション・ペナルティ0.1でGAPを用いることにより、好適に決定してもよい。]
[0029] 本発明において、以下のリパーゼにおける対応する(又は相同である)位置は、図1に示すアラインメントにより定義される。前記リパーゼは、アブシディア・レフレクサ(Absidia reflexa)、アブシディア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、リゾプス・デレマル(Rhizopus delemar)、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)、アスペルギルス・ツビンゲンシス(Aspergillus tubingensis)、フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporrum)、フサリウム・ヘテロスポラム(Fusarium heterosporum)、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)、ペニシリウム・カメンバーティレクサ(Penicillium camembertilexa)、アスペルギルス・ホエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)、サーモマイセス・ラヌギノーサス(別名、フミコラ・ラヌギノーサ)及びランデリナ・ペニサポラ(Landerina penisapora)である。]
[0030] アラインメントにおいて示されないリパーゼ配列における、相同位置を見つけるために、注目の配列を、図1に示す配列と並べる。新規な配列は、GAPアラインメントを用いることにより、GAPプログラムにより発見される最も相同性の高い配列と、図1における現在のアラインメントとを配列する。GAPは、GCGプログラムパッケージ(Program Manual for the Wisconsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Computer Group,575 Science Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman,S.B. and Wunsch,C.D.,(1970),Journal of Molecular Biology,48,443−45)において提供される。ポリペプチド配列比較のために、以下の設定を用いる:GAPクリエーション・ペナルティ3.0及びGAPエクステンション・ペナルティ0.1。]
[0031] リパーゼ活性を有するポリペプチドの供給源
任意の好適なポリペプチドを使用してよい。ある実施態様によれば、ポリペプチドは、真菌ポリペプチドであってよい。]
[0032] ポリペプチドは、カンジダ(Candida)、クリベロマイセス(Kluyveromyces)、ピキア(Pichia)、サッカロマイセス(Saccharomyces)、又はヤロウイア(Yarrowia)等の属起源の酵母ポリペプチド;又はより好ましくは、アクレモニウム(Acremonium)、アスペルギルス(Aspergillus)、オウレオバシジウム(Aureobasidium)、クリプトコッカス(Cryptococcus)、フィロバシジウム(Filobasidium)、フサリウム(Fusarium)、フミコラ(Humicola)、マグナポルテ(Magnaporthe)、ムコール(Mucor)、ミセリオプソラ(Myceliophthora)、ネオカリマスティクス(Neocallimastix)、ネウロスポラ(Neurospora)、パエシロマイセス(Paecilomyces)、ペニシリウム(Penicillium)、ピロマイセス(Piromyces)、シゾフィラム(Schizophyllum)、タラロマイセス(Talaromyces)、サーモアスカス(Thermoascus)、チエラビア(Thielavia)、トリポクラジウム(Tolypocladium)、サーモマイセス又はトリコデルマ(Trichoderma)等の属起源の糸状菌ポリペプチドでもよい。]
[0033] ポリペプチドは、さらに、サッカロマイセス・カールスバーゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロマイセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロマイセス・ジアスタティクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロマイセス・ドウグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロマイセス・クルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、又はサッカロマイセス・ノルベンシス(Saccharomyces norbensis)又はサッカロマイセス・オビフォルミス(Saccharomyces oviformis)リパーゼ活性を有するポリペプチドでもよい。]
[0034] あるいは、ポリペプチドは、アスペルギルス・アクレアタス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ホエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)、アスペルギルス・タービゲンシス(Aspergillus turbigensis)、フサリウム・バクトリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フサリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フサリウム・クルークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フサリウム・グラミナム(Fusarium graminum)、フサリウム・ヘテロスポラム(Fusarium heterosporum)、フサリウム・ネグンジ(Fusarium negundi)、フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フサリウム・レチクラタム(Fusarium reticulatum)、フサリウム・ロセウム(Fusarium roseum)、フサリウム・サムブシナム(Fusarium sambucinum)、フサリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フサリウム・スポロトリチオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フサリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フサリウム・トルロサム(Fusarium torulosum)、フサリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フサリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、サーモマイセス・ラヌギノーサス(別名、フミコラ・ラヌギノーサス)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリフソラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ネウロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・パープロゲナム(Penicillium purpurogenum)、トリコデルマ・ハージアナム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラチアタム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)、又はトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)ポリペプチドである。]
[0035] ある実施態様によれば、本発明は、サーモマイセス・リパーゼであるポリペプチドに関する。]
[0036] ある実施態様によれば、本発明は、サーモマイセス・ラヌギノーサ・リパーゼであるポリペプチドに関する。]
[0037] ある実施態様によれば、本発明は、ポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、配列番号2と、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は少なくとも100%同一である。]
[0038] リパーゼ活性を有するポリペプチドにおける変更の確認
以下に述べる位置は、配列番号2におけるアミノ酸残基の位置である。「相同性及びアラインメント」の段落に記載される方法を使用し、異なるリパーゼにおけるアミノ酸残基の対応する又は相同の位置を発見した。]
[0039] ある実施態様によれば、本発明は、リパーゼ活性を有する第一のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは:(a)280nmでの吸収(A280)に対するリパーゼ活性(LU)が、500未満、450未満、350未満、300未満、250未満、200未満、150未満、100未満、又は50未満LU/A280であり、ここでLUの1単位(1LU)は、30℃、pH7で、1分当たり1マイクロモルのブチル酸を放出できる酵素量として定義され、且つポリペプチドの吸収は280nmで測定される;(b)リスク機能臭気(Risk performance odor)(R)が0.5未満、0.4未満、0.3未満、0.2未満、0.1未満、0.05未満であり、ここでRは、ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量と参照ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量の比として計算され、ここで両方の値は、比の計算の前に、非ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量で補正されている;又は(c)利益リスク因子(Benefit Risk factor)(BR)が少なくとも1.8、少なくとも1.9、少なくとも2.0、少なくとも2.5、少なくとも3.0、少なくとも4.0、少なくとも5.0、少なくとも6.0であり、ここで、BRは、リスク機能臭気(R)で除した平均洗浄機能(wash performance)(RPavg)として定義される、
のうち少なくとも1つを有するポリペプチドである。]
[0040] ある実施態様によれば、本発明は、第一のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、配列番号2に対応する位置の、T231R+N233R+I255A+P256K、及びa)S58A+V60S+A150G+L227G;又はb)E210V/Gの少なくとも1つの位置にアミノ酸変更を含んでなる。]
[0041] ある実施態様によれば、本発明は、さらに、位置I86V又はT143Sに少なくとも1つのアミノ酸変更をさらに含んでなる、第一のポリペプチドに関する。]
[0042] ある実施態様によれば、本発明は、第一のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、配列番号2の、位置E1、D27、N33、S83、G91、N94、K98、E99、D102、D111、G163、I202、E210、S216、L259又はL269に対応する位置で、少なくとも1つのアミノ酸の置換、欠失又は付加から選択される、少なくとも1つのさらなる変更を含んでなる。]
[0043] ある実施態様によれば、本発明は、第一のポリペプチドに関し、前記少なくとも1つの変更が、配列番号2の、E1N/*、D27N、N33Q、S83T、G91N、N94R、K98I、E99K、D102A、D111N、G163K、I202L、E210A、S216P、L259F、及びL269APIAからなる群から選択される。]
[0044] ある実施態様によれば、本発明は、配列番号2に対応する位置である、T231R+N233R+I255A+P256K、及びa)S58A+V60S+A150G+L227G;又はb)E210V/Gの少なくとも1つの位置でのアミノ酸変更を含んでなる、第二のポリペプチドに関する。]
[0045] ある実施態様によれば、本発明は、位置I86V又はT143Sに少なくとも1つのアミノ酸変更をさらに含んでなる第二のポリペプチドに関する。]
[0046] ある実施態様によれば、本発明は、第二のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、配列番号2の、位置E1、D27、N33、S83、G91、N94、K98、E99、D102、D111、G163、I202、E210、S216、L259又はL269に対応する位置で、少なくとも1つのアミノ酸の置換、欠失又は付加から選択される、少なくとも1つのさらなる変更を含んでなる。]
[0047] ある実施態様によれば、本発明は第二のポリペプチドに関し、ここで、前記少なくとも1つの変更が、配列番号2の、E1N/*、D27N、N33Q、S83T、G91N、N94R、K98I、E99K、D102A、D111N、G163K、I202L、E210A、S216P、L259F、及びL269APIAからなる群から選択される。]
[0048] ある実施態様によれば、本発明は、第一のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、(a)T231R+N233R+L269APIA;(b)S58T+V60K+A150G+T231R+N233I+D234G;(c)S58T+V60K+I86V+D102A+A150G+L227G+T231R+N233R+P256K;(d)S58N+V60S+I86P+T231R+N233R+P256S;(e)S58N+V60S+I86S+L227G+T231R+N233R+P256S;及び(f)S58N+V60S+I86T+L227G+T231R+N233R+P256L、からなる群から選択される変更を含んでなる。]
[0049] ある実施態様によれば、本発明は、第二のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、(a)S58A+V60S+I83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(b)S58A+V60S+I86V+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(c)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(d)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+G163K+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(e)E1*+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(f)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(g)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K+L259F;(h)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(i)N33Q+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(j)E1*+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(k)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(l)D27N+S58A+V60S+I86V+G91N+N94R+D111N+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(m)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+E210A+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(n)A150G+E210V+T231R+N233R+I255A+P256K;(o)I202L+E210G+T231R+N233R+I255A+P256K;(p)E1N+A18K+V60K+I86V+A150G+E210A+L227G+T231R+N233R+P256K;(q)E1L+D27K+V60K+I86V+A150G+S219P+L227G+T231R+N233R+P256K;(r)E1N+S58A+V60S+S83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(s)E1N+S58T+V60K+I86V+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(t)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;及び(u)S58A+V60S+S83T+A150A+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K、からなる群から選択される変更を含んでなる。]
[0050] ]
[0051] ]
[0052] ある実施態様によれば、本発明は、第一又は第二のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、(a)T231R+N233R+L269APIA;(b)S58T+V60K+A150G+T231R+N233I+D234G;(c)S58T+V60K+I86V+D102A+A150G+L227G+T231R+N233R+P256K;(d)S58N+V60S+I86P+T231R+N233R+P256S;(e)S58N+V60S+I86S+L227G+T231R+N233R+P256S;及び(f)S58N+V60S+I86T+L227G+T231R+N233R+P256L、からなる群から選択される変更を含んでなる。]
[0053] ある実施態様によれば、本発明は、第一又は第二のポリペプチドに関し、ここで当該ポリペプチドは、(a)S58A+V60S+I83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(b)S58A+V60S+I86V+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(c)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(d)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+G163K+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(e)E1*+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(f)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(g)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K+L259F;(h)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(i)N33Q+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(j)E1*+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(k)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(l)D27N+S58A+V60S+I86V+G91N+N94R+D111N+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(m)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+E210A+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(n)A150G+E210V+T231R+N233R+I255A+P256K;(o)I202L+E210G+T231R+N233R+I255A+P256K;(p)E1N+A18K+V60K+I86V+A150G+E210A+L227G+T231R+N233R+P256K;(q)E1L+D27K+V60K+I86V+A150G+S219P+L227G+T231R+N233R+P256K;(r)E1N+S58A+V60S+S83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(s)E1N+S58T+V60K+I86V+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;(t)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;及び(u)S58A+V60S+S83T+A150A+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K、からなる群から選択される変更を含んでなる。]
[0054] ポリヌクレオチド、発現ベクター、宿主細胞、ポリペプチドの作製
ある実施態様によれば、本発明は、当該ポリペプチドをコードする単離ポリヌクレオチドに関する。当該ポリヌクレオチドは、非常に低ストリンジェンシー条件、好ましくは低ストリンジェンシー条件、より好ましくは中ストリンジェンシー条件、より好ましくは中−高ストリンジェンシー条件、さらにより好ましくは高ストリンジェンシー条件、及び最も好ましくは非常に高ストリンジェンシー条件下で、(i)配列番号1のヌクレオチド178〜660、(ii)配列番号1のヌクレオチド178〜660に含まれるcDNA、(iii)(i)又は(ii)のサブ配列、又は(iv)(i)、(ii)又は(iii)の相補鎖とハイブリダイズできる(J.Sambrook,E.F.Fritsch,and T.Maniatus,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d edition,Cold Spring Harbor,New York)。配列番号1のサブ配列は、少なくとも100個の連続ヌクレオチド、又は好ましくは少なくとも200個の連続ヌクレオチドを含む。さらに、当該サブ配列は、リパーゼ活性を有するポリペプチド断片をコードしてよい。]
[0055] 少なくとも100ヌクレオチド長の長いプローブについて、非常に低〜非常に高のストリンジェンシー条件は、以下の溶液中での、42℃でのプレハイブリダイゼーション及びハイブリダイゼーションとして定義され、当該溶液は、5×SSPE、0.3%SDS、200ug/ml剪断及び変性させたサケ精子DNAに加え、25%ホルムアミドの場合は、非常に低及び低ストリンジェンシー、35%ホルムアミドの場合は、中及び中−高ストリンジェンシー、又は50%ホルムアミドの場合は、高及び非常に高ストリンジェンシー条件であり、その後、標準的サザンブロット法を、好ましくは12〜24時間行う。]
[0056] 少なくとも100ヌクレオチド長の長いプローブについて、担体物質は、以下の溶液を用いて、各々15分間、最終的に3回洗浄され、ここで溶液とは、2×SSC、0.2%SDSであり、これが、好ましくは少なくとも45℃(非常に低ストリンジェンシー)、より好ましくは少なくとも50℃(低ストリンジェンシー)、より好ましくは少なくとも55℃(中ストリンジェンシー)、より好ましくは少なくとも60℃(中−高ストリンジェンシー)、さらにより好ましくは少なくとも65℃(高ストリンジェンシー)、及び最も好ましくは70℃(非常に高ストリンジェンシー)でなされる。]
[0057] ある実施態様によれば、本発明は、発現宿主において、ポリペプチドの作製を指示する少なくとも1つのコントロール配列と作動的に結合するポリヌクレオチドを含んでなる、核酸構築物に関する。]
[0058] ある実施態様によれば、本発明は、前記核酸構築物を含んでなる、組換え発現ベクターに関する。]
[0059] ある実施態様によれば、本発明は、前記核酸構築物又は前記組換え発現ベクターを含んでなる、形質転換宿主細胞に関する。]
[0060] ポリヌクレオチドをコードする単離ポリヌクレオチド、当該ポリヌクレオチドを含んでなる核酸構築物、当該核酸構築物を含んでなる組換え発現ベクター、及び当該核酸構築物又は当該組換え発現ベクターを含んでなる形質転換宿主細胞は、全て、当該技術分野で既知の方法により得てもよい。]
[0061] ある実施態様によれば、本発明は、(a)前記ポリペプチドの作製に適する条件下、核酸構築物又は核酸構築物を含んでなる組換え発現ベクターを含んでなる、形質転換宿主細胞を培養するステップ;及び(b)前記ポリペプチドを回収するステップ、を含んでなるポリペプチドの調製方法に関する。この方法は、当該技術分野で既知の原理に従って実施されてよい。]
[0062] 使用
本発明の酵素は、脂肪分の除去のための工業的使用等で使用されてよい。]
[0063] ある実施態様によれば、本発明は、ポリペプチドを含んでなる調製物に関する。さらなる実施態様によれば、本発明は、調製物に関し、ここで当該調製物は、固体又は液体の調製物であってよい。ポリペプチドは、固体及び液体調製物のいずれの状態で使用してもよい。]
[0064] ある実施態様によれば、本発明は、ポリペプチドを使用することにより、脂肪加水分解の間の、臭気発生性短鎖脂肪酸の形成を低減する方法に関する。]
[0065] 本発明は、以下の実施例によりさらに記載され、これは本発明の範囲を制限すると解されるべきではない。]
[0066] 緩衝剤及び基質として使用される化学物質は、少なくとも試薬級の市販品であった。]
[0067] 実施例1−リパーゼ変種の作製
ポリペプチドをコードする遺伝子を含むプラスミドを構築し、そして当該技術分野の標準的方法を用いて、好適な宿主細胞に形質転換する。]
[0068] 発酵は、一定の培地温度34℃、開始容量1.2リットルを用いる硫加(fed−batch)発酵として行われる。培地の初期pHを6.5に設定する。pHが7.0まで上昇したら、10%のH3PO4を添加して、この値を維持する。培地中の溶解酸素レベルを、攪拌速度を変えながら、且つ培地1リットル当たり1分当たり1.0リットルの固定通気速度を用いることにより制御する。フィード(feed)添加速度を、硫加段階全体で一定レベルに維持する。]
[0069] バッチ培地は、炭素源としてマルトース、窒素源として尿素及び酵母抽出物、及び微量金属及び塩の混合物を含有する。硫加段階の間、連続的に添加したフィードは、炭素源としてマルトースシロップを含み、一方、十分な窒素供給を確実にするため、酵母抽出物及び尿素を添加する。]
[0070] ポリペプチドの精製は、当該技術分野で既知の標準的方法、例えば、発酵上清の濾過及び続く疎水性クロマトグラフィ及びイオン交換クロマトグラフィによりなされてもよく、例えばEP 0 851 913 EP、実施例3に記載されている。]
[0071] 実施例2−280nmでの吸収に対するリパーゼ活性単位(LU)(LU/A280)
リパーゼの活性(LU)は、上記のリパーゼ活性の節で記載した通りに決定する。280nmでのリパーゼの吸収(A280)を測定する。ポリペプチドの特定の活性は、LU/A280の比率として表現すことができる。]
[0072] 相対LU/A280は、参照酵素のLU/A280で除したポリペプチドのLU/A280として計算される。本発明において、参照酵素は、T231R+N233Rの置換を有する配列番号2のリパーゼである。]
[0073] 実施例3−自動機械ストレスアッセイ(AMSA)から得られるデータによる相対機能(RP)の計算
本発明のポリペプチドは、自動機械ストレスアッセイ(AMSA)を用いて試験される。AMSA試験では、多数の少量酵素−洗剤溶液の洗浄機能を調べることができる。AMSAプレートは、試験溶液のための多数のスロットと、全ての当該スロット開口に対する、洗浄される織物見本を堅く絞る蓋を有する。洗浄時間の間、プレート、試験溶液、織物及び蓋を勢いよく振り、織物に試験溶液を接触させるとともに機械ストレスを与える。さらなる記載は、WO 02/42740、特に第23〜24頁の「特別方法実施態様(Special method embodiments)」を参照されたい。この容器は、洗剤試験溶液を含み、金属プレートにおける円筒状の穴(直径6mm、深さ10mm)からなる。染みの付いた布(試験物質)を、金属プレートの頂部に置き、容器の上の蓋とシールとして使用する。別の金属プレートは、染み付いた布の頂部に置き、各容器から任意の漏出を回避する。2つの金属プレートを染み付いた布と一緒に、上下、30Hz、2mmの振幅で振動させる。]
[0074] ]
[0075] ]
[0076] クリーム−ウコンの見本及びコーヒークリームウコンの見本を、5gのウコン(Santa Maria,Denmark)を、それぞれ100gのクリーム(38%脂肪、Arla、Denmark)及び100gのコーヒークリーム(9%脂質、Arla、Denmark)と共に、50℃で混合することにより調製した。混合物を、この温度に約20分間放置し、濾過し(50℃)、任意の不溶粒子を除去した。混合物を20℃に冷却し、織物綿見本、EMP221をクリーム−ウコン混合物に浸漬させ、その後、室温で一晩乾燥させ、使用まで凍結させた。クリーム−ウコン見本の調製は、WO 06125437に記載されている。]
[0077] ポリペプチドの機能を、特定のポリペプチドで洗浄した織物サンプルの色の明度として測定した。明度はまた、白色光で照らした場合、織物サンプルから反射する光の強度として表される。織物に染みがある場合、反射光の強度は、清浄な織物のものよりも低い。したがって、反射光の強度は、ポリペプチド変種の洗浄機能を測定するために使用できる。]
[0078] 色測定は、洗浄織物サンプルの画像を捕捉するために使用する、professional flatbed scanner(PFUDL2400pro)を用いて行った。スキャンは、解像度200dpi及び出力色濃度(depth)を24bitsで行った。正確な結果を得るために、スキャナーをKodak reflective IT8ターゲットを用いて頻繁に校正した。]
[0079] スキャンした画像からの光強度の値を抽出するため、特別に設計したソフトウェアアプリケーションを使用した(Novozymes Color Vector Analyzer)。当該プログラムは、画像から24bitピクセルの値を読み取り、これらを赤、緑及び青(RGB)の値に変換する。強度値(Int)を、ベクターとしてRGB値を添加することにより計算し、その後、得られるベクターの長さを取る。]
[0080] ]
[0081] ポリペプチドの洗浄機能(P)を、以下の式により計算した。
P=Int(v)−Int(r)
ここで、Int(v)は酵素で洗浄した織物表面の光強度値であり、Int(r)は酵素なしで洗浄した織物見本の光強度値である。]
[0082] 相対機能スコアは、定義に従って、AMSA洗浄の結果として得られる。相対機能スコア(RP)は、参照ポリペプチドに対する、試験ポリペプチドの機能(P)の合計である。
RP=P(試験ポリペプチド)/P(参照ポリペプチド)]
[0083] RPavgは、0.5mg ep/lでなされた測定の参照ポリペプチドと比較した平均の相対機能を示す。]
[0084] ポリペプチドは、それが参照よりも良好に機能すれば、洗浄機能の向上を呈すると考えられる。本発明において、参照酵素は、置換T231R+N233Rを有する配列番号2のリパーゼである。]
[0085] 実施例4−固相マイクロ抽出ガスクロマトグラフ(Solid Phase Micro Extraction Gas Chromatograph)測定から得られるリスク因子(R)の計算
リパーゼ洗浄見本から放出されるブチル酸を、固相マイクロ抽出ガスクロマトグラフ(SPME−GC)により、以下の方法を用いて測定した。0.5mg/lのリパーゼを含有する表2で特定される溶液において洗浄した、4片の織物(直径5mm)を、ガスクロマトグラフ(GC)バイアルに移した。サンプルを30℃で24時間インキュベートし、その後、140℃で30分加熱し、分析前に、20℃〜25℃で少なくとも4時間保存した。分析を、Stabilwax−DA w/Integra−ガードカラム(30m、0.32mm ID及び0.25マイクロ−m df)及びCarboxen PDMS SPME fibre(85マイクロ−m)を備え付けたVarian3800GCで行った。各GCバイアルからのサンプリングは、50℃で8分間、SPME fireで、織物片上のヘッドスペースで行い、その後サンプリングした化合物を、カラムに注入した(注入温度=250℃)。カラム流=2mlヘリウム/分。カラムオーブン温度勾配:0分=50℃、2分=50℃。6分45秒=240℃、11分45秒=240℃である。検出を、Flame Ionization Detector(FID)を用いて行い、ブチル酸の保持時間を、真正の標準品を用いて確認した。]
[0086] ポリペプチドのリスク機能臭気(R)は、ポリペプチド洗浄織物から放出されたブチル酸量(ピーク面積)と、参照ポリペプチド洗浄織物から放出されたブチル酸量(ピーク面積)の値を、非ポリペプチド洗浄織物(ブランク)から放出されたブチル酸量(ピーク面積)で補正した後の、その両方の値の間の比である。参照ポリペプチドは、置換T231R+N233Rを有する配列番号2のポリペプチドである。ポリペプチドのリスク機能臭気(R)を、以下の式に従って計算した。
臭気=織物表面から放出された測定ブチル酸(ピーク面積)
α試験酵素=臭気試験酵素−臭気ブランク
α参照酵素=臭気参照酵素−臭気ブランク
R=α試験酵素/α参照酵素
ポリペプチドは、R因子が1より低い場合、参照と比較して臭気の低減が示されたと考えられる。]
[0087] 実施例5−利益リスク因子(BR)
低減した臭気リスクと比較した洗浄機能について述べる利益リスク因子は、以下の通り定義される。
BR=RPavg/R]
[0088] 変種は、BR因子が1より高い場合、洗浄機能が向上し、且つ臭気が低減したと考えられる。]
[0089] ]
[0090] ]
実施例

[0091] ]
[0092] 配列番号1は、サーモマイセス・ラヌギノーサス由来のリパーゼをコードするDNA配列を示す。
配列番号2は、サーモマイセス・ラヌギノーサス由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号3は、アブシディア・レフレクサ(Absidia reflexa)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号4は、アブシディア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号5は、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号6は、リゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号7は、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号8は、アスペルギルス・ツビンゲンシス(Aspergillus tubingensis)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号9は、フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporrum)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号10は、フサリウム・ヘテロスポラム(Fusarium heterosporum)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号11は、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号12は、ペニシリウム・カメンバーティレクサ(Penicillium camembertilexa)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号13は、アスペルギルス・ホエティダス(Aspergillus foetidus)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号14は、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号15は、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号16は、ランデリナ・ペニサポラ(Landerina penisapora)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。]
权利要求:

請求項1
リパーゼ活性を有するポリペプチドであって、当該ポリペプチドが、以下の、a)280nmでの吸収(A280)に対するリパーゼ活性(LU)が500LU/A280未満であり、ここでLUの1単位(1LU)は、30℃、pH7で、1分当たり1マイクロモルのブチル酸を放出できる酵素量として定義され、且つポリペプチドの吸収は280nmで測定される;b)リスク機能臭気(Risk performance odor)(R)が0.5未満であり、ここでRは、ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量と参照ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量の比として計算され、ここで両方の値は、比の計算の前に、非ポリペプチド洗浄見本から放出されたブチル酸量で補正されている;又はc)利益リスク因子(Benefit Risk factor)(BR)が少なくとも1.8であり、ここで、BRは、リスク機能臭気(R)で除した平均洗浄機能(wash performance)(RPavg)として定義される、のうち少なくとも1つを有する、ポリペプチド。
請求項2
配列番号2に対応する位置で、T231R+N233R+I255A+P256K、及びa)S58A+V60S+A150G+L227G;又はb)E210V/G;の少なくとも1つの位置にアミノ酸変更を含んでなる、請求項1に記載のポリペプチド。
請求項3
位置I86V又はT143Sに少なくとも1つのアミノ酸変更をさらに含んでなる、請求項2に記載のポリペプチド。
請求項4
配列番号2の、位置E1、D27、N33、S83、G91、N94、K98、E99、D102、D111、G163、I202、E210、S216、L259又はL269に対応する位置で、少なくとも1つのアミノ酸の置換、欠失又は付加から選択される、少なくとも1つのさらなる変更を含んでなる、請求項2又は3に記載のポリペプチド。
請求項5
前記少なくとも1つの変更が、配列番号2の、E1N/*、D27N、N33Q、S83T、G91N、N94R、K98I、E99K、D102A、D111N、G163K、I202L、E210A、S216P、L259F、及びL269APIAからなる群から選択される、請求項4に記載のポリペプチド。
請求項6
配列番号2に対応する位置で、T231R+N233R+I255A+P256K、及びa)S58A+V60S+A150G+L227G;又はb)E210V/G;の少なくとも1つの位置にアミノ酸変更を含んでなる、ポリペプチド。
請求項7
位置I86V又はT143Sに少なくとも1つのアミノ酸変更をさらに含んでなる、請求項6に記載のポリペプチド。
請求項8
配列番号2の、位置E1、D27、N33、S83、G91、N94、K98、E99、D102、D111、G163、I202、E210、S216、L259又はL269に対応する位置で、少なくとも1つのアミノ酸の置換、欠失又は付加から選択される、少なくとも1つのさらなる変更を含んでなる、請求項6又は7に記載のポリペプチド。
請求項9
前記少なくとも1つの変更が、配列番号2の、E1N/*、D27N、N33Q、S83T、G91N、N94R、K98I、E99K、D102A、D111N、G163K、I202L、E210A、S216P、L259F、及びL269APIAからなる群から選択される、請求項8に記載のポリペプチド。
請求項10
a)T231R+N233R+L269APIA;b)S58T+V60K+A150G+T231R+N233I+D234G;c)S58T+V60K+I86V+D102A+A150G+L227G+T231R+N233R+P256K;d)S58N+V60S+I86P+T231R+N233R+P256S;e)S58N+V60S+I86S+L227G+T231R+N233R+P256S;及びf)S58N+V60S+I86T+L227G+T231R+N233R+P256L、からなる群から選択される変更を含んでなる、請求項1に記載のポリペプチド。
請求項11
a)S58A+V60S+I83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;b)S58A+V60S+I86V+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;c)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;d)S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+G163K+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;e)E1*+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;f)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;g)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K+L259F;h)S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;i)N33Q+S58A+V60S+I86V+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;j)E1*+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;k)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;l)D27N+S58A+V60S+I86V+G91N+N94R+D111N+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;m)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+T143S+A150G+E210A+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;n)A150G+E210V+T231R+N233R+I255A+P256K;o)I202L+E210G+T231R+N233R+I255A+P256K;p)E1N+A18K+V60K+I86V+A150G+E210A+L227G+T231R+N233R+P256K;q)E1L+D27K+V60K+I86V+A150G+S219P+L227G+T231R+N233R+P256K;r)E1N+S58A+V60S+S83T+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;s)E1N+S58T+V60K+I86V+D102A+T143S+A150G+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;t)E1N+S58A+V60S+I86V+K98I+E99K+D102A+T143S+A150G+S216P+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K;及びu)S58A+V60S+S83T+A150A+L227G+T231R+N233R+I255A+P256K、からなる群から選択される変更を含んでなる、請求項1又は6に記載のポリペプチド。
請求項12
配列番号2と、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は少なくとも100%同一である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリペプチド。
請求項13
請求項1〜12のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードする単離ポリヌクレオチド。
請求項14
発現宿主において、前記ポリペプチドの作製を指示する少なくとも1つのコントロール配列と作動的に結合する、請求項13のポリヌクレオチドを含んでなる、核酸構築物。
請求項15
請求項14の核酸構築物を含んでなる、組換え発現ベクター。
請求項16
請求項14の核酸構築物又は請求項15の組換え発現ベクターを含んでなる、形質転換宿主細胞。
請求項17
a)前記ポリペプチドの作製に適する条件下、前記ポリペプチドを含んでなる核酸構築物又は組換え発現ベクターを含んでなる、前記形質転換宿主細胞を培養するステップ;及びb)前記ポリペプチドを回収するステップ、を含んでなる、請求項1〜12のいずれか1項に記載のポリペプチドの製造方法。
請求項18
請求項1〜12のいずれか1項に記載のポリペプチドを含んでなる調製物。
請求項19
固体又は液体の調製物であってよい、請求項18に記載の調製物。
請求項20
請求項1〜12のいずれか1項に記載のポリペプチドを使用することにより、脂質加水分解の間、臭気発生性短鎖脂肪酸の形成を低減する方法。
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